非言語コミュニケーションとパントマイム・荒木シゲル公式サイト

  • 荒木シゲル公式Twitter
  • 荒木シゲル著「伝わり方が劇的に変わる!しぐさの技術」Facebookページ
  • 荒木シゲル公式youTubeページ

コミュニケーション・トレーナー&マイム・アーティスト
荒木シゲル

2012.07.17

うちの娘の友達作りテク

今日はちょっと親バカ的なネタです。

うちには小2になる娘がいるのですが、公園などで遊んでいるとき、すぐに知らない子と友達になるのでいつも感心しています。

幼稚園とかある程度小さい頃からそうなのですが、きっと小学生になり多少恥ずかしがる感情が出てくるとそれは無くなるんだろうと思っていたら、そういうことでも無いらしいのです。

この連休中も一緒にとしまえんに行き、外は暑かったので頻繁にエアコンのきいた室内遊具のあるエリアに行きました。

遊具のある中には親は入れないので大人たちは休憩所のような場所でぐったりしています。

しばらくして中を見ると、娘が案の定知らない女の子二人と仲良くなったようで、サンドバッグに抱きついて一緒にブラブラしたりボールを投げあったりしています。やがて相手が乗り物に乗りに外に出たり、こちらもちょこちょこ出たり入ったりしながら、たまたま居合わせると仲良く遊んでいました。

こういうことは良くあることなのですが、いつもどうやって友達になるのか聞いてみました。すると、

「簡単だよ、真似をすればいいんだよ。」

とさらっと答えたのでびっくりしました。

「え?どういうこと?教えて教えて。」と聞くと、誰でも知っている当たり前のことのように答えてくれました。

要約するとこういう感じです。

まず、歳が自分に近いいい感じの女の子を見つけると、その子のしている遊びを真似てみるそうです。

サンドバッグにぶら下がるとか、ボールの中にうずくまるとか、マットにダイブするとか、そういうことをやってみて相手の反応が悪くなかったら、自分から“お友達になろう。”と言うと大体うまくいくそうです。

あとは、相手が何か困っているとき、助けてあげて“お友達になろう。”というパターンもあるとか。

後者の“困っている人を助ける”パターンは、(実際する、しないは別として)幼稚園や小学校で先生から聞きそうな内容にも思いますが、“真似をすればいい”というのは的を得すぎています。

ご存知の方は多いと思いますが、会話の際に相手の仕草を少し真似たり相手の使った同じ単語を使うことで信頼関係(ラポール)を築く“ミラーリング”とよばれるテクニックがあります。

NLPのセミナーで私も実際に体験したことがありますが、確かに会話のペースや姿勢などをさりげなく相手が自分に合わせることで印象が変わったのを覚えています。そういうことをどうやら娘は感覚的に身につけたようです。

それにしても“相手の遊びを真似すれば友達になれる”というのはちょっと目から鱗でした。何だか新しい知り合いを作るのが楽しみに思えてきました。どこかで使ってみるかな。(笑

子供を通じて何かを知ることってたまにあるのですが、知識が世代を通じて反すう感じで面白いですね。