明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します。
ここの所怠っていましたが、当面の目標は定期的にブログを更新することですねw。
あとは仕事にも遊びにも好奇心と探究心を持って臨みたい、とこのように思う次第であります。
年末から現在にかけて、ヨハネス・イッテンに関する書籍を読んでおります。
ヨハネス・イッテンは言わずと知れたかつてのバウハウスの教育者で、著書である“色彩論”は美大生にとってはバイブルですから名前はご存知な方は多いはずです。
以前、イッテンが美術の授業を行う際に生徒たちに運動をさせていたらしいという話を知り合いから聞き、気になっていたのですが、先日実際に行われた運動をはじめ興味深い授業内容について書かれた論文を発見しました。
高知大学の金子宜正教授による“ヨハネス・イッテンの芸術教育における人間を中心とする考え方について”です。
とても興味深い内容で、発声や呼吸法なども行っていたらしいです。当時の生徒さんが実演している様子が紹介されていたので、今度自分のワークショップでもやってみようかな。
またそれ以外にもイッテンは生徒たちにリズムに合わせてデッサンをさせていた、ということも知りました。
“造形芸術の基礎”という彼の別の著書にはそうやって描かれた絵が紹介されていますが、確かにダイナミックで躍動感があるのです。
当時そういった彼の手法をバカにする人もいたようですが、100年近くの時を経て、何か新しい可能性を感じます。
表現と運動、呼吸、リズム。何かとても今っぽくないですか。
早すぎた天才ヨハネス・イッテンに大注目中の2013年の始まりです~。