最近CMでラグビーの選手をよく見かけるようになりました。
昨年あれだけ話題になったのだから当然でしょうね。
何と言っても五郎丸選手の例のポーズ、
あれをしている時、彼の頭の中ではどんなことがおきているのか、
興味深くみていました。
でも先日あるCMのポスターを見て、ちょっとした違和感を感じました。
自分だけですかね。
こちらなんですが、どこか違わないですか?
あきらかに演技という感じがしてしまいます。
けっして悪いわけではなくて、むしろカッコいいんです。
普段CMやドラマなどでみかけそうな、とても良く出来た表情。
五郎丸選手の演技力が良いのか、カメラマンが良い瞬間をとらえたのか
でも、実際の試合のときの様子とは明らかに違う印象があります。
まるで別人。
ちなみに試合中に撮られた写真はこちらです。
何か無心で、陶酔状態?とは違いますが
演技とは程遠い、究極に集中している状態のように見えます。
口が微妙に半開きだったり、この顔で電車に乗っていたら、
ただぼーっとしている人に見えるかもしれません。
でもこの表情にはとても魅かれてしまいます。
何か現実世界を超越したというか、ゾーンに入っている状態?
見ているだけで鳥肌がたってしまうのは、こちらのリアルな表情です。
そういえば、人がカメラを向けられてニコっと作り笑いするときと
親しい友人と出会って自然に微笑むときとでは
使われている脳の神経が全く違う、ということを本で読んだことがあります。
スタジオでカメラを前に作るクールな表情と
ポーズによって自己暗示をかけているときの表情。
よく作られた商業映画とドキュメンタリーの違いなのかもしれません。
作られた表情ではなく、無意識のうちにできちゃった表情に惹かれる
今日この頃です。