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コミュニケーション・トレーナー&マイム・アーティスト
荒木シゲル

2012.11.02

オープンセミナーご報告

それにしても随分久しぶりの更新です。

ここのところ定期的にワークショップも行っておりましたが、ゲーム製作のお手伝いもしていた関係で更新がおろそかになっておりました。。

さてさて、先日10月27日にコムトレのオープンセミナーを開催しました。今回はその模様をご報告します。

千代田区スポーツセンターの代替施設なのですが、元々小学校のだった場所です。

ちょっと面白かったですね。そもそもこの会場が良かったのかも。

集まって頂いたのはIT関係、出版関係、雑貨店経営、ヨガインストラクターなと幅広い分野の方々です。

週末の土曜日の朝から皆さん大変熱心に体を参加頂きました。

“コムトレーニング”は、これまでほとんど私が個人レベルで行っていたワークショップを約一年ほど前にウェブ制作をはじめとするコミュニケーション事業を掲げるスカイアンドアワーズさんと業務提携をして、研修事業として販売しています。サイトの構築や営業は主にスカイアンドアワーズさんにお願いしています。

こういう体制になり、実際に行うワークを体系化しているのですが、資料などを作成する際にエクササイズに名前を付ける必要が出てきました。

実はこれまで名前が特にないものが多くあり、なんとなく“左右にジャンプするエクササイズをやります。”などと言ってやっていました。それらに対し、例えば“バランスジャンプ”といった呼び名を付けてリスト化したのです。なんでしょうね、これって実はとても不思議な気分です。名前を付けることでエクササイズが独り歩きしはじめたような。

このエクササイズもその一つです。

これは元々、“物を乗せてやるやつ”と呼んでいましたが、最近は“サークルストレッチ”と呼んでいます。もしかしたら他に正式名称があるのかもしれません。

これまで教えることの多かった大学生や専門学校生、あとゲームクリエイターの皆さんは20代~40代くらいが多かったのですが、対象を広くビジネスマンとしているコムトレでは、50代以上の方に参加頂く機会もあります。運動量や配布資料の字の大きさ(!)などで配慮が足らずご指摘を頂くこともあります。私自身発見も多いです。

何といっても年配の方にパントマイムを体験頂くのが教える側としてはとても楽しいです。

途端に目がキラキラしてきて、社会的地位のある人生の先輩方が“知り合いのお兄ちゃん、お姉ちゃん”へと変わります。失礼な言い方でスイマセン!とにかく親近感がわくのです。

結果的にパントマイムをコミュニケーション研修に取り入れる意義の大きさを毎回実感させられます。

自分でやってみて楽しい、ということ以外に、“人のパントマイムを目の前で見る”ということがとても重要なんだと最近気づきました。

大好きなミラーニューロンの本にも書いてあるのですが、パントマイムを理解するのは人間だけなのだそうです。サルやチンパンジーは動作によってそこに無い物をイメージしたりすることができないとか。

パントマイムを面白いと潜在的に人が感じるのは、そこに想像したりイメージしたりすることに対する喜びが存在するからなのでは、と思います。

また、人の仕草や行為から気持ちや隠された意味を読み解くトレーニングにもなるのです。

という訳で、ケガも無く、無事に終了できたことをうれしく思います。参加頂いた皆様、お疲れさまでした!