(前回からの続き)
…という訳で初めての試みとして、3種類の「発想力調査票」の用紙を持ってワークショップの会場に出向きました。
電話応対業務に関わる方たち、といっても、実際はそういった方たちを教育する立場の方たちや、全国にいるその講師の代表、さらにその協会の理事の方など電話応対と会話のプロのような方たちです。
会場に通されると、やや堅苦しい、重たい空気が部屋中に満たされていました。
私に直接連絡をくれた担当の方以外は、「インプロ」に対する知識もなく、一体何の役に立つんだろうという否定的な雰囲気でした。皆さん眉間にしわを寄せていたり、腕を組んで口をへの字にしています…
これは久しぶりにちょっと緊張しました。
声が震えてしまうのを押し隠しつつ、最初のあいさつが終了し、用意してきた用紙を配って発想力調査票に記入して頂きました。
ところがその後、いつも行っているようなカラダを動かすワークショップに入ると、心配とは裏腹に緊張は消え去りました!
部屋中が熱気に包まれ、準備体操から笑い崩れてワークが先に進まないような状況です。とてもうれしい誤算でした。
さらに実際のインプロのワークをやって頂いたところ、皆さん初めてとは思えないような役者顔負けの演技をされています。
さすが会話のプロ!という感じでした。
1時間半という短い時間でしたが一通りワークショップのプログラムを終了し、2回目の発想力調査も行いました。
注目のその結果は…(下のリンクは結果をまとめたpdfです。)
結論から言いますと、インプロのワークショップの前と後とで、1問目2問目共に挙げられた言葉の数は増えていました!
具体的には、約1.2倍程度の増加です。人や単語によっては減少したケースもありましたが、飛躍的に伸びている方もいまして、平均をとると今回は1.2倍の結果となりました。
今回は自分としても多くの学びのあるお仕事でした。でも何とか結果も出せたので胸をなで下ろしています。
この調査はなかなか面白いで、これからも続けていこうと思います。