前回に引き続き先日のオープンセミナーのご報告です。
ある程度身体を動かした後で、コミュニケーションに即した内容も紹介しました。
上の写真は“ビンとボン”というゲームです。簡単な会話をしながらオブジェクトを手渡すのですが、同時に進行する複数の会話に冷静に対応しなければいけないルールで、会話における連結能力を高める目的があります。
純粋に身体の器用さを高めるエクササイズから後半はこういったコミュニケーションの専門コーディネーションエクササイズを行います。
さらに表現に関係する内容に移ります。
上の写真はニュートラルウォークを皆さんに体験してもらっている様子です。
感情や個性を感じさせない“ニュートラルな”歩きをしようとすると、普段の自分のクセをがみえてきます。
それを乗り越えて身体イメージが高まると、緊張しているときや落ち込んでいるときなど自分の歩き方をコントロールできるようになります。
歩き方は自分の意識と直結しているので、いろいろと姿勢を変えてみると別人になった気分になれるのですが、これが結構難しいんですよね。こういったキャラクター演技法の基本からセルフプロジェクトションイメージを高めたり相手に対する観察力を高めてゆきます。
後半、ステイタスのワークをしました。
与えられた数字を自分のステイタスに見立てて、簡単な場面を演じてもらいます。
意識して自分の行動をコントロールするとき、何か別の指針を自分の中に決めて振舞ってみると自然に見えることがあります。例えばとても寒い部屋にいることを想像すると何かに対して怖がっているように見えたりとか。
今回は自分の所有できる時間と空間の大きさを変えることで、堂々としていたり緊張しているような印象の違いを検証しました。
さらに最後はステイタスを会話に応用させるワークを少し紹介しました。
会話中に自分のステイタスを思い通り変化させることができるか実験してみます。
自分が相手より有利にたとうと思ってもそういう印象にならかったり、なかなか難しいのですが、こういうワークをすると演技経験より人生経験がものを言います。
今回は時間の関係でマイムをそれほど紹介できませんでしたが、参加者の皆さんのおかげてとても有意義な時間になりました。
身体を動かすことで参加される皆さんの表情か変わっていく様子をみて、結果自分がいつも元気をもらいます。
声をかけて頂ければどこにでも伺いますのでご興味のある方、是非お声をかけてください~!
お疲れ様でした!