今回は簡単にできるCOTを2つほど紹介したいと思います。
①とんとんすりすり
やり方:
片手でグーを作り、もう片方の手はパーを作り指と指をくっつける。
座った状態で机の上か自分の腿の上で、にぎった方の手ではとんとんと軽くたたく動作、広げた方の手ではすりすりとさする動作をする。
しばらくして左右の手の形と動きをチェンジさせる。
ポイント:
チェンジさせるとき、前の動きに惑わされないように、また動きを止めないようにすること。
またチェンジのタイミングは誰か他の人に合図してもらうほうがより良いです。
最も有名で基礎的なコーディネーションエクササイズの一つです。コーディネーション能力的には、連結能力とリズム化能力に関係していると言えます。
②アルプス1万尺
やり方:
二人組みで向かい合って両手て手をつなぎ“せっせっせーのよいよいよい!”で始まり
“アルプス一万尺、子槍の上で~”と歌いながら
“手を1回たたく→相手と右手でタッチ→手をたたく→相手を左手でタッチ→手をたたく→相手と両手でタッチ→手をたたく→指を組んで相手とタッチ→…”の動作をしてゆきます。
地域や年代によって多少バリエーションはありそうですが、有名な手遊びですので皆さんご存知ですよね。
これも立派なCOTです。まず“歌う”+“手を動かす”動作を同時にするので連結能力、歌や相手の動きに合わせるのでリズム化能力、あとはいろいろと手の動きを変えますので分化能力にも関係しています。
ちなみにこの歌詞は“アルプス1万尺 小槍の上で、アルペン踊りをさぁ踊りましょ。”だそうです。
このアルプスは日本アルプスのことで、“子槍”というのは“槍ヶ岳”のことのようですね。
子供の頃“子ヤギの上で~”という歌詞の意味がなぞだったのですが、今検索して自分も初めて知りましたw。
これ以外にもグーにした手の親指側と小指側を反対の手でぽんぽん交互にたたきながら歌う“茶壷”という手遊びもあります。
全く種類は違いますが“おにごっこ”もCOTと言えますし、昔から伝わる遊びには子供を健康的に育てる要素が多く含まれているようです。